兄が教えてくれたこと
亡くなった兄は、小さな広告会社をやっていました。大手の楽器メーカーの宣伝などにいて、30歳過ぎに独立したと思います。四谷や表参道のマンションの一室を仕事場に、西友スーパーのチラシ、クラリオンのカラオケ、精工舎(エプソン)のプリンター、積水化学の住宅、乗用車など、いろんな業種の広告の仕事をしていたようです。バブルがはじけて、仕事が減ったときからは、博報堂の下請けなどもやっていたようです。広告以外ににもイベント企画みたいなこともやっていて、名刺にはプランナーなどど書かれていました。一次産業やパソコン、電気関係の仕事をやるときには、よく問い合わせの電話、メールがありました。そんなことで、僕自身も宣伝会議や広告批評、アドバタイジングといった業界誌?を読んでいた時期があります。
彼は高知とは関係ないところで仕事をしてきましたが、2004年に高知新聞100周年記念の企画記事の一つをやりました。中身はいわゆる、高知の地域ブランド戦略みたいなことで、2面ぶち抜きで3回掲載されたと思います。僕の本業とも関係多しということで、ある意味、最初で最後の共同作業でした。無理矢理、れいほく八菜を入れてもらいました・・・・・。
もっとも、これは博報堂さんの「不景気で企業の広告費は右肩下がりなんで、地方自治体からお金を巻き上げよう」という、「地ブランドプロジェクト」の一環でもあったようです。
今、高知は産業振興計画の旗のもと、本気で高知のブランド化(そもそも、ブランド化戦略などという発想がおかしいのですが)を考え、さらに東京へのアンテナショップ開設に動いていますが、外部アドバイサーの中には、大手広告代理店の方も予定されている様子???
最近は職場でも販売戦略、マーケティングなどという単語が飛び交っています。ですが、例えば、マーケティングという言葉は単に消費者ニーズ(これも違和感ありますね)の把握,あるいは、プロモーションの意味で使われている感じで、専門知識に基づく、突っ込んだ分析・検討がされているわけではないように感じます。が、お役所的には計画書やショップといった形があるものをまず示さなければなりませんから、ある程度仕方がないかもしれない。ただ、生産現場と青果物の市場流通(僕はこちらは素人)を知っているのはじつは僕のまわりの一握りの職員さんだけのようですので、単なる計画書に魂を入れることができるのは、農業関係職場だけなのかもしれません。
兄に教えてもらった広告に関する断片的な知識を元に、もう一度、勉強をしようと思っています。生まれ故郷のために何か仕事もしたかったかもしれない兄と一緒に、高知野菜を売る。まあ、今年の目標でしょうか。
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コメント
杉本憲一さん亡くなってしまったのですね。
10年ほど前にベランダ鳩舎の仲間として
お付き合いを始め日鳩入会の折には
暖かいご指導をいただいてました。
多摩の某氏宅で夜中まで鳩談義をした日が懐かしいです。
栗色の鳩が大好きと言っておられた憲一さん
四国の故郷に戻っておもっきり鳩を飼いたいと思っていらした
憲一さん さようなら!
自分がいつか鳩を再開できたらまたお付き合い願いたいと
思ってました。とっても悲しいです。
投稿: sawa | 2009/06/06 21:51
貴兄・杉本憲一氏がPCで全国に呼びかけられて、1999(2000)年に設立された、スカイドルフィン(SDC)ロフトですが、昨年度つくば国際鳩舎・広島選手権700k全国優勝・全国5位+日本選手権500k全国2・4位等の好成績を上げ、見事「日本伝書鳩協会:第1回つくば国際鳩舎最優秀鳩舎賞」を受賞しました。(SDCロフト=2015点。2位=840点)
とても名誉な事であると同時に、メンバー一同『鳩飼いの恩返しは鳩レース(成績)で!』を、合言葉に精進したお陰だと思っています。
きっと杉本憲一さんが、助けてくださったのだろうと思います!(そっと追い風を吹き掛けてくれたり・・・・・そんなこと、しそうですよね^^;) 謹んでご報告申し上げますm(_ _)m
投稿: 鳩笛 | 2009/02/02 15:04
けんちゃん、いつもありがとうございます。昨日、お話する機会のあったイタリア料理研究家の方は、「特産品を並べたアンテナショップには、結局、その県関係者しか行かなくなる。重い果物や野菜など、銀座では買わない。お茶しながら、高知の人や自然を魅力的に紹介している映像が見れたり、高知の園芸農家のおんちゃんが自慢話をするような、イベントがちょこちょこあったり、そんなスペースを提供し、今度の休みは家族で高知へ行ってみようと思うような場所を提供する。結局、それが高知産品の販売や産業、観光につながる」という、意見。そのとおりだと思います。文旦や柚子ポン酢並べただけではどうしようもない。身のまわりには、実践者は一握り。ポンと業者に丸投げしてると、岐阜県のアンテナショップのようにいずれ「撤退」ということになりかねないですね。慎重に考えないと。
投稿: 杉本 | 2009/01/22 22:36
こんにちは。ご指摘のとうり「後発」でなんか県ぐるみでやるようですが、計画を聞けば聞くほど「成功しそうもない」ように思います。
なんか「ふわふわした2番煎じ」になるのではないか。
むしろ大きく「高知は自然エネルギー100%。農業もオーガニックじゃきに。」と言うのであれば安全・安心が求められているので都会では受けるとは思いますが。どうもその声は届きそうもありません。
杉本さんたちが以前からおやりになっている環境に関するこことが本筋であると思いますね。
投稿: けんちゃん | 2009/01/20 12:50